「お中元」という名前をやめて「夏の贈り物」

しかしお中元をめぐっては、時代と共に「面倒くさい」「お金がかかる」として徐々にやめていこうというムードが広がっていきます。そして、いまや。

(松坂屋名古屋店 原口渚沙さん)
「お中元やお歳暮という名前を廃止して、『夏の贈り物』や『冬の贈り物』というギフト展開をしている」

松坂屋名古屋店ではお中元市場の縮小に伴い、13年前から「お中元」という言葉は使わず、「夏の贈り物」として提案にひと工夫。

(松坂屋名古屋店 原口渚沙さん)
「夏の贈り物としては定番の洋菓子が人気。近年は“かわいい”や“映え”など見た目にもこだわった。カジュアルに贈れる洋菓子が人気」

5月中旬からスタートとした「夏の贈り物」商戦。ことし人気を博しているのは、花火がデザインがされたヨーグルトフォーシーズンズの「ヨーグルト花火クッキー缶」(3240円)。ヨーグルトを使った甘酸っぱさが特徴です。

さらに、花や蝶のチョコレート菓子がトッピングされたパティスリーヤナギムラ「花畑フローズンアイス果実畑(ミルク×2 いちご・ショコラベリー・抹茶×各1)(5400円)」

(西本明日華記者)
「抹茶の苦みがきいたアイスで、おもちとあずきが甘くて夏にぴったりです」

松坂屋名古屋店では3年前から、ギフトだけでなく自分への“ごほうび”として注文できるカタログを新たに用意したとのこと。

(松坂屋名古屋店 原口渚沙さん)
「(お中元に)なじみのない世代の方も増えていて、そのような皆さまにギフト展開が豊富になる時期なので、新しいギフトという形で提案したい」