札幌市を拠点に活動する、5人組アイドルグループ「タイトル未定」。
「何者かになろうとしなくていい。何物でもない今を大切に」をコンセプトに、2020年の結成から今年で6年目を迎えました。
6月30日にリリースされた「空」では、オリコンのデイリーシングルランキングで8位に入り、イベントでは1000枚が完売するなど、人気急上昇中のアイドルグループとなっています。
そんな彼女たちの目標は「北海道の顔」になること。
5月からは、北海道の空の玄関口、新千歳空港の公式TikTokアンバサダーになるなど、目標に一歩ずつ近づいています。
そんな「タイトル未定」の忙しい週末を取材しました。
■野外音楽フェスに出演

6月21日。この日、「タイトル未定」のメンバーたちは、北海道千歳市で行われた野外音楽フェス「SORAON(ソラオン)」に出演。「氣志團」や「ORANGE RANGE」らとともに会場を盛り上げました。
「タイトル未定」がこの野外イベントに出演するのは2年連続。
メンバーたちも大興奮の舞台は新曲の「空」をはじめ、6曲を披露しました。

谷乃愛さん
「北海道の大型フェスなので、ファンの人も喜んでくれていて、2年連続出れて嬉しかったし、いつもと違うファンの方も多かった気がして、ボードを出して反応があったり、エゴサしたときに結構褒めてくれていたので、タイトル未定をアピールできたし、後輩の『iluxion』と『限りなく白く』を舞台に連れてこられて嬉しかったです」
当初、3人体制でスタートした「タイトル未定」は2025年1月、オホーツク出身の多田萌加(ただ・もえか)さんと妹背牛町出身の山下彩耶(やました・さや)さんが新たに加入。
5人体制としての「SORAON」出演は初めてでした。
多田萌加さん
「初めて総合的な音楽フェスに出演して、楽しすぎて1~2曲で声が出なくなっちゃうくらい力が入ったし、湿気あったのに緊張もあって喉がパサパサになっちゃった。いつもと違うファンの方がいらっしゃったので、ノリ方も違って新鮮でした」
山下彩耶さん
「過去に所属していたグループの時に、バンドさんが出るフェスに出ていたので、懐かしい気持ちになりました。音楽フェスが始まる時期を迎えると『夏はじまるぞ!』と夏を実感するので、季節感を感じることができて楽しかったです!」
普段のアイドルフェスやライブなどとはファン層が違う今回の音楽フェス。こうした舞台立つことも「タイトル未定」にとっては、新たなファンを獲得する貴重な機会になっています。

阿部葉菜さん
「アウェイな部分が大きいと思っていましたが、ライブMCで『タイトル未定を知ってる方はいますか?』と声をかけたところ、半数以上の方が手を挙げてくださって、去年の“楽しかった!”“幸せだ!”っていう感情を今年も味わえて嬉しかったです」
冨樫優花さん
「お客さんの目が全く違うので、毎回緊張はしますが、タイトル未定の良さは、どこに行っても戦えることだと思いますし、そうなって行きたい。地元の大きなフェスに、豪華な出演者さんの中に呼んでいただけて、とても嬉しかったです」
谷乃愛さん
「今まではアイドルライブが多かったけど、『くしろ霧フェスティバル』に出演したり、道内各地のイベントに出る機会が増えていることが、ここ2年くらいで大きく違うなと思います。北海道各地全部を巡ってみたい欲も出てきてるので、『タイトル未定』という名前を、爪痕を残したいです」
「SORAON」の出演を終えた「タイトル未定」に休む暇はありません。