■国内男子ゴルフ 三井住友VISA太平洋マスターズ 第3日(12日、静岡県御殿場市 7262ヤード、パー70)
今年で50回記念を迎えた三井住友VISA太平洋マスターズは12日、大会3日目が行われ、全日入場無料で約10000人近いファンが訪れた。95年ぶりにアマチュアで日本オープンを制しプロ転向2戦目の蟬川泰果(21・東北福祉大)が6バーディー、2ボギーで「66」をマーク、通算10アンダーで首位に浮上した。
トップと2打差の2位タイでスタートしたプロ転向2戦目の蟬川はファンの声援に後押しされ、1番ホールに向かったが第1打をバンカーに叩き込むなどでボギー発進となった。しかし4番では約15mのバーディーパットを沈め、すぐにスコアを戻した。その後、6番では下りの難しいグリーンを読み切り、バーディーを奪うなどで首位に並んだ。
前半、一つスコアを伸ばした蟬川は後半でも攻めの姿勢を崩さず、10番の第2打をドライバーでピンまで1.5mに寄せた。そしてバーディーパットを沈め、単独首位に立った。土曜日ということもあり、子供の「頑張って」の掛け声に笑顔で応えた。一時、岩田寛(41・フリー)に並ばれるも武器の飛距離で14番から2連続バーディー。後続を引き離し6バーディー、2ボギーで「66」をマーク、通算10アンダーで首位に浮上した。プロ転向2戦目で優勝となれば、東北福祉大の先輩・松山英樹(30)に並ぶ史上最速となる快挙。
蟬川はラウンド後に「自分は勢いに乗っていると思うので、その勢いを崩さずしっかり勝ち切りたいなと。プロ初優勝がかかってるというのは、すごく緊張はしてます」と最終日へ意気込んだ。
この大会を2度(2010年、2012年)制している石川遼(31・CASIO)は前半で首位タイ浮上するも後半、スコアを中々伸ばすことができなかった。首位の蟬川に4打差と引き離され迎えた最終18番では約2mのバーディパットを沈め、何度もガッツポーズし、意地を見せた。石川は4バーディー、3ボギーの「69」をマーク、通算7アンダーで首位と3打差の2位タイとした。
石川は「本当に素晴らしい選手2人と一緒にまわることができるので本当に楽しみですし、緊張もあると思いますけどしっかり自分のプレーがしたいなと思います。(優勝に向けて)まだまだ遠い話かなと思うので、後半の残り3ホール、4ホールで優勝争いに残っていけるように頑張ります」と大会最多タイとなる3度目の優勝に気合を入れた。
最終日(13日)の最終組は蟬川、石川、星野が9時40分にスタートする。
【第3日 結果】
1位 ー10 蟬川泰果(21・東北福祉大学)
2位タイ ー7 石川遼(31・CASIO)
星野陸也(26・興和)
4位タイ ー6 岩田寛(41・フリー)
勝俣陵(26・JPアセット証券)
中西直人(34・国際スポーツ振興協会)
勝亦悠斗(28・ITS)
■蟬川泰果(せみかわ・たいが)
2001年1月11日生まれ、21歳。東北福祉大4年 兵庫県出身 177cm、75kg
9月のパナソニックオープンで松山英樹、金谷巧実、中島啓太らに続き史上6人目のアマチュア優勝。10月の日本オープンはアマチュアとして95年ぶりに制した。
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