参議院の山梨選挙区には現職と新人あわせて5人が立候補しています。
5人の候補者は3日の第一声でどのようなことを訴えたのでしょうか?
AIを使って読み解きました。

参院選の山梨選挙区に立候補したのは届け出順に
・自民党の現職 森屋宏さん(68)
・参政党の新人 永田己貴さん(55)
・国民民主党の新人 後藤斎さん(67)
・共産党の新人 早田記史さん(42)
・政治団体NHK党の新人 舟橋夢人さん(59)
の5人です。
5人の候補者が4日に行った最初の演説を分析しました。
自民党 現職 森屋宏候補

「地域の企業やそこに働いている皆さん方、そして生活をしている皆さん方を最も支えていく」
自民党の森屋候補の演説はおよそ8分30秒。

最も時間を割いたのは「地域経済」で56%。所得格差の是正などを訴えました。支持の呼びかけや意気込みなどの「その他」が44%でした。
続いてAIが分析したキーワード。
多く使った言葉は「地域」「中間層」「高度成長期」など、地域の経済活性化を訴えの中心にしています。
また「市町村」は国とつなげる役割を果たすといった意気込みを語る際に使われました。
参政党 新人 永田己貴候補

「まず日本人を豊かにする。そして日本人を守り抜く」
参政党の永田候補の演説はおよそ7分。

最も時間を割いたのは「教育・子育て」で28%。次いで必要以上の外国人の受け入れを防ぐなど「外国人規制」が26%でした。
AIが分析したキーワード。
教育関連の仕事に携わる経歴から「1人1人」「子どもたち」「偏差値」といった言葉で教育政策を重視する姿勢がうかがえます。
国民民主党 新人 後藤斎候補

「減税してしっかりと暮らしを支えろ、というたくさんの声に私は応えていきたい」
国民民主党の後藤候補の演説はおよそ12分30秒。

最も時間を割いたのは「物価対策と減税」で20%。給付ではなく減税で暮らしを支えると訴え、自民党の裏金問題など「政治改革」にも18%を割きました。
AIのキーワード分析。
「給付」「減税」を多く使い、消費税の減税を強調しています。
また、農林水産省出身の経歴から「農林大臣」「果樹」「農家」などの言葉も多く、農業政策やコメの高騰対策を重視する姿勢も見えます。
共産党 新人 早田記史候補

「7割の人が働く中小企業を支える政治へ、チェンジしようではありませんか」
共産党の早田候補の演説はおよそ9分。

最も時間を割いたのは消費税の減税など「物価対策と減税」で33%。次いで「医療・介護」で16%でした。
AIのキーワード分析。
「減税」を最も多く使い、「物価高」「大企業」「財源」など消費税を減税した際の財源に、大企業に儲けた分の負担を求めるとしました。
政治団体NHK党 新人 舟橋夢人候補

「1に減税、2に減税、3、4がなくて5に減税です」
NHK党の舟橋候補の演説はおよそ15分30秒。

最も時間を割いたのは「外交・防衛」で40%。次いで「外国人規制」の26%でした。
AIのキーワード分析。
最も多く使った言葉は「減税」
ガソリン税や消費税などの減税を重視していることがわかります。