参議院選挙がきのう、公示されましたが、海外でもきょうから在外投票が始まっています。

中国・北京にある日本大使館には、朝から多くの人が投票に訪れています。

北京在住の有権者(54)
「やはり国民の安全を第一に考えております。家族も一緒に住んでいるので安全を一番気にしております。やはり日本がこれからも世界の中で存在感を高められるような国になったらいいなと思います」

北京在住の有権者(38)
「世界的にも日本国内でも不安定なところがある中なので、日本が少しでも変わっていけるようなところに投票したいと思いました」

海外で暮らす日本人が投票できる「在外投票」は2000年に始まり、今回も大使館や総領事館など232か所で投票ができます。

去年10月時点の海外で暮らす日本人はおよそ129万人、投票には事前登録が必要で、今回はおよそ10万人が登録しています。

ただ、去年の衆議院選挙の在外投票率は18%と過去2番目の低さを記録しています。

投票率が低い背景には住んでいる場所から投票所となる大使館が遠すぎるなどの問題点があり、インターネット投票の解禁を待ち望む声が高まっています。