若者をいわゆる『闇バイト』から守るため、しつこい勧誘を体験できるツールを活用した新潟県内初の講習会が3日、新潟市の高校で行われました。
【新潟県 県民生活課 阿部篤史 政策企画員】
「求人募集でホワイトだ、高額収入、こんなメッセージが来ました」

講習会で活用したのが、LINEを利用した『仮想体験ツール』。
大阪府警と大阪の工業高校が制作したもので、県内でも多発する『闇バイトの応募トラブル』などを体験できます。

実際に闇バイト応募のトラブルを体験してみると…
顔写真付きの証明書や携帯番号を送るよう指示が。

その後、断り続けると相手の態度が豹変。
「脅しに従いバイトに行く、下、スマホの電源を切るどっちにします?」
「スマホの電源を切ります」
すると、こんな画面が…
【新潟県 県民生活課 阿部篤史 政策企画員】
「個人情報、学校名、全てがネットにさらされているという状態になってしまいました」

【体験した生徒は】
「しっかり友人とか周りの人に相談したり、警察に相談するというのが一番いいと思うので、そこもしっかり学べたので良かったです」
警察によると、県内では今年『闇バイト』に関連する相談が4月末までに112件あり、高額報酬やホワイト案件に申し込んでしまったという相談が多いといいます。
