太平洋戦争末期の80年前、山口県宇部市はアメリカ軍による空襲を受けました。2日、犠牲者を追悼しようと献花が行われました。
宇部市の篠崎圭二市長や市の職員らが宇部大空襲追悼碑に白いキクの花を手向けました。
今から80年前、宇部市はアメリカ軍による8回にわたる空襲で、254人が亡くなり、68人が行方不明となりました。特に7月2日の空襲は被害が大きく、10万発もの焼夷弾が落とされたといわれています。
空襲を体験した人も献花に訪れました。
空襲体験者(84)
「隠れていたところを、怖くなって離れた。そしたら、その場所に爆弾を落とされて、皆さんが全員亡くなられた。人が人をあやめるのではなく、人が人を助け合う、そういう社会であってほしい」
訪れた人たちは追悼の碑に手を合わせ、平和への誓いを新たにしていました。