天然の雪の中で熟成させた「雪中酒」の出荷が岐阜県飛騨市で始まりました。

雪中酒は豪雪地帯で知られる飛騨市河合町で作られ、天然の雪室で地元の湧き水を使って仕込んだ純米吟醸酒を約3か月間熟成させたものです。
気温0℃前後と一定の温度が保たれる雪室で熟成させることで、まろやかでふくよかな味に仕上がるということです。
けさから始まった出荷作業では、雪室から酒を運び出し、発泡スチロールの箱に天然雪と一緒に詰めていきます。

(飛騨ゆい 中畑広一さん)「(雪の)量としては十分だし、特にきれいな雪が保管できた」
(作業に参加した人)「雪を触って涼むつもりで来たが汗だく」

雪中酒は夏の贈り物として人気で全国に限定3000本が出荷されます。