先月の平均気温が統計開始以降の最高を更新し、「史上最も暑い6月」だったことが分かりました。7月も引き続き、厳しい暑さが続く見通しです。

気象庁によりますと、先月(6月)の日本の平均気温は平年と比較して2.34℃高く、統計を開始した1898年以降で最高を更新しました。

寒気と暖気の境目である偏西風が平年より北を流れ、日本上空が暖かい空気に覆われやすかったことなどが原因だということで、全国の122地点で歴代1位の高温となったということです。

気象庁の担当者は、「梅雨の時期に真夏のような大気の流れや気温となり、驚いている」としています。

今月(7月)前半は引き続き、広い範囲で「猛暑日」が予測されるほか、その後も全国的に厳しい暑さになる見込みで、この夏の気温は観測史上最も暑い夏となった去年並みの気温となる可能性もあるということです。