1日、海のごみについて考えてもらおうと山口県宇部市で出前授業があり、児童が河口で流れ着いたごみの回収を体験しました。

宇部市が開いた出前授業には川上小学校の6年生約70人が参加しました。

五反田川河口で落ちているごみを集め、どんな種類があるのかを調べました。

環境問題となっている直径が5ミリ以下のマイクロプラスチックの回収も体験しました。

マイクロプラスチックは海洋生物が食べることで生態系だけでなく、魚を食べる人の健康にも悪影響を与える可能性があります。

児童
「探すのは大変。ちっちゃいから」

砂浜にはプラスチックの小さな破片がたくさんあり、児童らは目をこらしながら探していました。

学校に戻ってからは拾い集めたプラスチックの観察です。

「レジンペレット」と呼ばれるプラスチック製品の原料や、発泡スチロールなど、さまざまな種類があることが分かりました。

児童
「今までプラスチックが少ないと思っていたけど、思った以上に多かったことが分かりました」

児童
「レジ袋とかをあまり買わないようにしたら、プラスチックごみが減るんじゃないす」

授業では世界の海で年間800万トンのプラスチックごみが漂っているとの説明もあり、児童たちは真剣な表情で聞いていました。