全国の被爆者の数は昨年度、9万9000人あまりとなり、初めて10万人を下回ったことが分かりました。
厚生労働省のまとめによりますと、今年3月末の時点で、被爆者健康手帳を取得している全国の被爆者は、9万9130人で、前の年の10万6825人から7695人減少し、手帳交付が始まった1957年以降、初めて10万人を下回りました。
被爆70年には約17万4000人近くいたため、この10年間で7万5000人近く減ったことになります。平均年齢は86・1歳で、前の年より0・5歳高くなっています。
広島県内でも昨年度、初めて5万人を下回ったことが分かっていて、被爆者の高齢化と減少が進んでいます。