長崎市で、当時4歳の男の子が誘拐され、殺害された事件から22年となった1日、現場近くの地蔵に手を合わせる人の姿が見られました。

現場近くに建てられた大空地蔵が、22年経つ今も事件を伝えています。

2003年7月1日、長崎市で、4歳の男の子が、中学1年生の少年に誘拐され、立体駐車場の屋上から突き落とされ、殺害されました。

1日朝は、男の子を偲び、少しでも風化を食い止めようと大空地蔵を建てた男性らが手を合わせました。

大空地蔵を建てた井村 啓造 さん(78)「22年といったら長いようで短い、あっという間ですけども、風化は当然起こること、それが自然の摂理ですけども、(風化を)少しでも遅らせるために地蔵をつくった」

大空地蔵には、あの日を忘れないよう多くの花が手向けられ、子どもの安全について考える1日となります。