能登半島地震のあと、生活環境の変化などが原因で亡くなった7人について、石川県は30日、新たに災害関連死に認定しました。また初めて、去年9月の豪雨でも1人が災害関連死と認められました。
石川県や各市町は、遺族から申請があった人について、災害関連死に認定するかどうか、医師と弁護士からなる審査会で判断していて、30日に開いた27回目の会合で、13人について審査しました。このうち珠洲市と能登町のそれぞれ3人、志賀町の1人の合わせて7人を新たに災害関連死に認定しました。一方、3人は継続審査となったほか、残る3人は災害との因果関係が認められないとして不認定になりました。
今後、各市と町が正式に認定すれば、能登半島地震による死者は、新潟・富山の災害関連死や家屋の倒壊などによる直接死も含めて623人に上る見通しです。
また今回は去年9月の豪雨のあとに亡くなった2人についても初めて審査が行われ、珠洲市の1人が災害関連死に認定されました。これで豪雨で亡くなった人は直接死を含めて17人に上る見通しです。