自動車メーカーのスズキが6月25日に4種類のカレーを発売しました。なぜ自動車メーカーがカレーを発売したのでしょうか。課題は外国人社員向けの社食提供でした。
発売されて2日で5000食以上売れた「スズキのレトルトカレー」とは?
出水麻衣キャスター:
6月25日に発売された「『スズキ』のレトルトカレー 918円」。スズキといっても、魚ではなく、自動車メーカーのスズキが発売したカレーです。
発売されたのは4種類です。

▼大根サンバル
▼トマトレンズダール
▼青菜ムングダール
▼茶ひよこ豆マサラ
大根や豆を使用した南インドのものや、トマトを使用した北インドで食べられている本格的なカレーとなっています。

パッケージにもスズキの有名な車種がデザインされています。自動車のデザイン部がデザインを手掛けました。
発売されて2日で5000食以上も売れた、非常に人気なカレーとなっています。
なぜ自動車メーカーがカレーの発売をしたのでしょうか。

実は、スズキはインドに多くの拠点を持っていて、インド人従業員の受け入れを増やしていました。その中で、外国人社員向けの社食の提供が課題となっていました。
そこで、インド人従業員と試食を重ね、2024年1月から本格的なインドカレーを社食で提供開始しました。すると、インド人従業員から「母の味!」と大人気になり、もっとインドを広めたいということで発売に踏み切ったということです。