太平洋戦争末期にアメリカ軍が行った佐世保空襲から80年。長崎県佐世保市では犠牲者を追悼する献花式が行われました。

佐世保空襲から80年今日の献花式には70人が出席しました。

佐世保空襲は、1945年6月28日深夜から29日未明にかけて行われアメリカのB-29、141機が投下した焼夷弾で佐世保の中心市街地は焦土と化し1200人以上が犠牲となりました。

宮島大典市長「佐世保空襲という歴史的事実を後世に伝えるとともに市民、誰もが安心安全に暮らせる故郷の実現に向け改めてここに誓います」

佐世保市では、6月29日に「死没者追悼式」を開催していましたが、遺族会が解散したこと受け、今年からは「献花式」として犠牲者の追悼を行いました。

佐世保空襲犠牲者遺族会、元会長の臼井寛さん「世界から戦いをなくしてしまうような方向へつないでいくというのが我々の最後の役目だと考えている」

体験者が少なくなる中、戦争をどう後世に伝えていくか佐世保空襲でもそのことが問われています。