ろをこいで進む伝統的な日本の舟「和船」で地元の小中学生が速さを競う大会が28日、山口市萩市で開かれました。

「和船競漕」は漁業で栄えた萩市越ヶ浜地区の文化と伝統を受け継いでいこうと地元の小中学校が50年以上、続けているものです。

小学生は300メートル、中学生は400メートルで、2つのチームに分かれて速さを競います。小学4年生までは応援です。子どもたちは1か月間、地域の人から指導を受け練習してきました。

越ヶ浜小5年の児童
「負けたけど来年は勝ちたい。ろが外れて難しかった」

越ヶ浜中2年の生徒
「みんなで声を合わせて大きな声を出しながら、こぐことを頑張りました。疲れたけれど、みんなで力を合わせて勝つことができてよかった」

会場には地元の人や保護者も集まり、大きな声援を送っていました。