■侍ジャパン強化試合2022 日本代表9ー0オーストラリア代表(10日・札幌ドーム)
来年のWBC1次ラウンドで同組となるオーストラリアとの第2戦は、9ー0で栗山監督就任後初の完封勝利を飾った。先発のロッテ・佐々木朗希(21)は4回59球を投げ、4安打無失点2奪三振で侍ジャパンデビュー戦を終えた。打線は前日に続き2ケタ安打のヒット11本で、塩見と岡本和が猛打賞をマーク。オーストラリア投手陣は四球13と安定せず。
佐々木は毎回ランナーを背負うが、WBC公式球の感触を探りながら、ストレート、フォークにスライダーを交え無失点で切り抜けた。1回は無死一・二塁のピンチを招くが、後続を見逃し三振と併殺打に抑え、2回は2死一塁から、続く打者をスライダーでレフトフライ、3回は1番のケネリーに内野安打を許すが、後続をフォークで攻め2者連続の外野フライに抑えた。
4回は先頭の4番ウェードにそのフォークをレフト前に運ばれ、2死からはパーキンスにストレートをセンターに打たれてしまい2死一・三塁のピンチを招くが、続く打者をフォークで遊ライナーに打ち取り、無失点でマウンドを降りた。
打線は2回に塩見が先制の2点タイムリーを放ち、3回は2死満塁から中野が押し出し四球、4回は4番の近藤がタイムリーを放ち4-0とリード。6回は塩見がヒットで出塁すると盗塁を決め、近本の二ゴロ間に三塁へ進み、周東のレフトへの犠牲フライで5点目のホームを踏んだ。
5回からは2番手のヤクルト・高橋奎二が、3者連続三振で圧巻の投球を見せると、6回は2死からヒットを打たれるが、最後は代打・ユ―ニスを空振り三振に仕留めた。7回は日本ハム・伊藤大海がマウンドに上がり、6日の巨人戦ではタイブレーク練習での登板で2失点したが、この日は1つの三振を含む3者凡退に抑えた。8回は湯浅京己が制球に苦しみ四球からヒットを浴び1死一・二塁となるが、後続を打ち取った。
終盤の打線は7回に中野の犠飛で6点目、9回は1死二・三塁から相手投手の暴投、さらに周東のタイムリーで9-0と突き放した。9回裏は巨人の大勢が3者連続の空振り三振に仕留め、隙の無いピッチングで締めた。これで5日の日本ハム戦から4連勝で強化試合を終えた。
試合後、佐々木は「いつもとは違う緊張感がありましたが、どうにか4回を投げることができて良かった。今回はボールが違ってなかなか適応できなかったので、試合中に修正したり、課題が見えてきた。真っすぐは修正できましたが、フォークは修正できなかった。最後はいいボールも多かったかな」と振り返り、WBCに向けて「いい準備をして、優勝に貢献できるように頑張りたいです」と意気込んだ。
栗山監督は「4試合やって課題もいっぱいありますが、じっくりと考えてやっていきたい。(札幌ドームでは)10年間いろいろ学ばせてもらい、北海道の皆さんには行ってきますという形になりますけれども、日本の野球が頂点に立てるように頑張りたいと思います」と挨拶をした。
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