今年で50回記念を迎える男子ゴルフ「三井住友VISA太平洋マスターズ」が10日(~13日・静岡県御殿場市)に開幕、4日間全日入場無料で行われる。先月行われた日本オープンを95年ぶりにアマチュアで制し、10月31日にプロに転向した蟬川泰果(21)が参戦、プロ2戦目に挑む。スーパールーキーの蟬川がプロ転向直後、取材に応じ現在の心境を語った。

記者:
プロに転向してプレッシャーはありますか?

蟬川選手:
優勝以外なかなか認めてもらえないと思うのでプレッシャーは大きく感じています。プロになった以上、一番を目指して。勝負の世界なので、どの試合でも優勝目指してやっていきたいです。

記者:
プロとしてどういうことをファンに伝えていきたいですか?

蟬川選手:
プロという職業はギャラリーの方々に見せるスポーツであり、エンターテインメントでもあると思う。僕自身、目標にしているのはタイガー・ウッズなんですけど、タイガー・ウッズは一言一言が注目されるのでそういう風になっていきたいです。

記者:
ご自身の名前、泰果(たいが)の由来を教えてください。

蟬川選手:
(両親が)英語読みにしたくて、ジョージだったり色々考えていたみたいなんですけど、ジョージだとあんまり良くない漢字が出てきたみたいで。自分が生まれた年(2001年)はタイガー・ウッズの全盛期だったので(外国人から)呼びやすくて、なおかつ、いい名前なんじゃないかなということで“泰果(たいが)”って名前になりました。
タイガーウッズは人ができないようなショットをしたりだとか圧倒的な勝利数(107勝)も凄いですし、圧倒的に勝つっていう部分が凄いなって思うので、その辺がすごく大好きですね。

蟬川がゴルフを始めたのは、なんと1歳の時。父親に与えられたプラスチックのゴルフクラブを杖の代わりに握ったのが最初だった。正確で飛距離のあるショットを活かしたアグレッシブなゴルフでアマチュアナンバー1にのぼり詰め、今季はパナソニックオープン(9月)で優勝、国内メジャー日本オープンも制覇し、史上初のアマ2勝の快挙を成し遂げた。

心がけていることは観客を沸かせ、楽しませること。プロデビュー戦となったマイナビABCチャンピオンシップ(3日~6日)では28位タイと優勝争いに加わることができず、悔しい思いをした。
プロ転向2戦目となる10日開幕の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で観客を沸かせ、優勝争いに加わることができるのか、期待だ。

蟬川選手:
優勝することによってどんどんゴルフファンの方が認めてくれると思うので、見せられるようなゴルフをすることと、優勝していろいろなゴルフファンの方に知ってもらえるような存在になれればと思います。

■蟬川泰果(せみかわ・たいが)
2001年1月11日生まれ、21歳。東北福祉大4年 兵庫県出身 177cm、75kg
9月のパナソニックオープンで松山英樹、金谷巧実、中島啓太らに続き史上6人目のアマチュア優勝。10月の日本オープンはアマチュアとして95年ぶりに制した。