今月、ブラジルを公式訪問した秋篠宮家の次女・佳子さまが、訪問の感想を文書で発表されました。

佳子さまは、外交関係樹立130周年の節目にあたり招待を受けて、ブラジルを2週間公式訪問されました。

佳子さまはきょう、訪問の感想を文書で寄せ、「訪問全体を通して、ブラジルの多様な魅力と両国の関係の深さを改めて感じました」と綴られました。

厳しい労働環境のもとで亡くなった日本人移住者のための慰霊碑については、「先人が歩まれた険しい道のりに思いを馳せながら、献花をさせていただきました」と振り返り、「日系の方々の歴史を改めて胸に刻みました」と記されました。

8都市を訪問し、各地で日系人の歓迎を受けたことについて佳子さまは、「中には、遠い地域から足を運んでくださった方もいらっしゃいました」と感謝の気持ちを示し、「日本に対する関心、ブラジルの歴史や文化などについて、お伝えくださったことそれぞれが深く心に残っております」と綴られました。

外交関係樹立130周年の記念式典や大統領への表敬訪問など、国際親善につとめられた佳子さま。「ブラジルでの出会いや出来事はどれも大切なものであり、これからも何度も思い返し、心の中で深まり続けることと思います」と記されました。

文書の最後に、佳子さまは両国の友好関係が一層深まることを願い、「日本とブラジルがこれからも大切な友人として寄り添い続ける未来を思い描いております」と締めくくられました。