長崎県・雲仙温泉の老舗旅館のひとつ、雲仙宮崎旅館がおよそ3年の建て替え工事を経て、来月リニューアルオープンするのを前に、9日、内覧会が開かれました。

創業93年の歴史の中で初めて全館建て替えを行った雲仙宮崎旅館。

『雲の中のラグジュアリーリゾート』をメインコンセプトに、雲仙が誇る景観との調和を重視した建物に生まれ変わりました。

館内の温泉は近くにある大叫喚地獄からの源泉かけ流しで、内湯と露天風呂のほか新たに貸切風呂も3か所設けられています。
客室の数は全39室で、すべての部屋に雲仙地獄を望むテラスが設置されているのが特徴です。

最上階のプレミアムデザインスイートは雲仙の魅力を存分に楽しめる贅沢なつくりとなっています。

内野記者:
「こちらの部屋のお風呂は半露天風呂となっていて、雲仙の景色を楽しみながら入浴できるプライベートな空間となっています」


団体よりも個人客が増えている最近の旅行の傾向も意識して設計されていて、宿泊施設の新規オープンや、リニューアルが相次ぐ雲仙温泉街の新たな魅力の一つとなることが期待されています。

雲仙宮崎旅館 宮崎 高一 代表取締役:
「“雲仙国立公園をお客様に最大限満喫していただく”ことを一番の設計のコンセプトにしています。この5年~10年で、雲仙はかなり魅力的なまちに生まれ変わっていくのかなという期待感で一杯です」

新しくなった雲仙宮崎旅館は来月15日にリニューアルオープンの予定です。