■バレーボール ネーションズリーグ2025 女子予選ラウンド第2週 日本 2ー3 イタリア(日本時間20日、香港)

世界TOP18チームが参戦しているバレーボールネーションズリーグ。開幕5連勝の女子日本代表(世界ランク5位)は前回大会決勝で敗れた世界ランク1位のイタリアにセットカウント2ー3(23ー25、25ー16、15ー25、25ー20、17-19)で敗れ、今大会初黒星を喫した。

イタリア戦ベンチメンバー

スタメンはキャプテンの石川真佑(25)、セッターに関菜々巳(26)、ミドルブロッカー島村春世(33)、宮部藍梨(26)、アウトサイドヒッター和田由紀子(23)、佐藤淑乃(23)、リベロには今大会、初出場の福留慧美(27)が名を連ねた。日本はイタリアのチームに石川、関、福留が所属している。

前回大会優勝、世界ランク1位、パリオリンピック™金メダルの最強イタリアに日本は第1セットの序盤をサーブで翻弄した。日本が4点リードするとイタリアはたまらずタイムアウト。その後、相手エース・エゴヌ(26)のサービスエースなどで同点に追いつかれると、ミドルの速攻などで振り切られ23ー25で先取された。

最強イタリアに互角の戦いを見せる日本。第2セットも序盤で相手エースのエゴヌをイタリアでチームメイトの福留が好レーブで得点に点につなげリードした。中盤には代表デビューの北窓絢音(20)がリリーフサーバーでコートイン。その北窓が好レーブを見せ連続得点で試合を優位に進め、最後は和田がサービスエースで25ー16でセットカウントを1-1とした。

第3セットは一転、序盤から日本のミスなどでイタリアにリードされると中盤に若手の深澤めぐみ(22)、中川つかさ(24)、秋本美空(18)を投入。しかし流れを変えることができず15ー25の大差でこのセットを奪われた。

追い込まれた日本は第4セット石川、佐藤がブロックされるなどイタリアにリードを許す展開。それでも中盤に和田のサーブから相手のコンビネーションを崩すなど12-13と1点差に詰め寄ると、その後同点。すると石川が躍動し、次々と難しいトスから強打を繰り出し逆転。そのまま振り切り最終第5セットへ。

15点先取の第5セットはこの試合すでに24得点の和田の強打、宮部のダイレクトスパイクで2連続得点。その後、逆転されるも競り合いながらイタリアに連続得点を許し、日本は今大会初黒星を喫した。


次戦は日本時間21日の午後9時から世界ランク6位の中国と対戦する。
※世界ランキングは試合前時点

【日本の得点(上位)】
和田 28得点
石川 25得点
佐藤 17得点
島村 7得点
宮部 7得点

試合前に写真撮影をする石川真佑選手(左)

◆予選ラウンド第1週:カナダ・オタワ
6月5日(木)〇3ー0 オランダ
6月7日(土)〇3ー0 セルビア
6月8日(日)〇3ー0 カナダ
6月9日(月)〇3ー0 ドミニカ共和国

◆予選ラウンド第2週:香港
6月18日(水)〇3ー2 タイ
6月20日(金)●2ー3 イタリア
6月21日(土)vs 中国
6月22日(日)vs チェコ共和国

◆予選ラウンド第3週:日本・千葉
7月9日(水)vs フランス
7月10日(木)vs 韓国
7月12日(土)vs ポーランド
7月13日(日)vs ブラジル

◆ファイナルラウンド:ポーランド
7月23日(水)から27日(日)