化学機械メーカー「大川原化工機」のえん罪事件をめぐり、警視庁と東京地検の幹部が会社を訪れて、社長らに直接謝罪しました。
「大川原化工機」のえん罪事件では、捜査の違法性を認め、東京都と国に賠償を命じた東京高裁判決が確定しています。
きょう午後、警視庁の鎌田徹郎副総監と、東京地検の森博英公安部長が横浜市の会社を訪れ、社長らに直接、謝罪しました。
警視庁 鎌田徹郎 副総監
「当庁の捜査により多大なご心労、ご負担をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」
東京地検 森博英 公安部長
「多大なるご負担、ご心痛をおかけしてしまいました。心よりお詫び申し上げます、誠に申し訳ありませんでした」
謝罪を受けた社長は…
大川原正明 社長
「この謝罪が本当はもっと早く、早い段階で出ていただくということが望ましかった」
大川原正明社長は言葉を詰まらせながら応じ、「検証を十分していただき、二度と起きないようにしてもらいたい」と求めました。
一方、勾留中に見つかった胃がんが原因で亡くなった相嶋静夫さん(当時72)の遺族は、「まだ謝罪は受け入れられない」として参加しませんでした。
謝罪のあと、えん罪事件を生んだ原因について聞かれ、警視庁の鎌田副総監は…
警視庁 鎌田徹郎 副総監
「捜査指揮が必ずしも十分でなかったということ、あるいは緻密な捜査が徹底されていなかったことがあったのではないか」
また、謝罪の場で関係者の名前を間違えて呼ぶ場面があり、これについても「誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しました。
警視庁と東京地検はそれぞれ、一連の捜査の検証を行っていますが、大川原社長らは「透明性と公平さが担保された検証でないと真実は出てこない」として第三者による検証を求めています。
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