6月19日は昭和の文豪 太宰治の命日「桜桃忌」です。
甲府市の湯村温泉にある太宰ゆかりの旅館で資料館が公開されました。

「走れメロス」や「人間失格」などで知られる昭和の文豪 太宰治。

かつて甲府市の湯村温泉に滞在して執筆活動を行っていて、宿泊先の旅館明治では桜桃忌に合わせて資料館が公開されました。

芹沢年延記者:
「こちらでは太宰が執筆していた当時の部屋が再現されています」

資料館には太宰作品の初版本のほか、太宰が滞在中に訪れた場所の写真や太宰作品の一文が記されたパネルなどが展示され、昭和の文豪と甲府市の温泉街とのつながりを感じることができます。

旅館明治 桐原ほのかさん:
「こちらの部屋にある太宰の本を呼んでいただいてもいいですし、お客様がお持ちいただいた本をこちらで読んでいただいてもいいと思います。太宰治のファンの方のちょっとした交流の場になればいいと考えています」

旅館明治は工事中で、8月にリニューアルオープンする予定です。