山口県岩国市のアメリカ軍岩国基地に拠点を置く空母艦載機の九州沖での訓練が、「6月16日に終了した」と18日、中国四国防衛局からアメリカ側からの情報として山口県と岩国市に連絡がありました。
訓練はCQと呼ばれ、パイロットが空母への着艦資格を得るために義務づけられています。アメリカ軍は「10日から1週間程度、通常の時間外に滑走路を運用する可能性がある」と岩国市に通告していました。
山口県と岩国市のまとめによると、午前6時半から午後11時までの滑走路運用時間以外に離着陸が確認されたのは7回でした。時間外で騒音の値が最も大きかったのは、12日午後11時58分の着陸時に由宇町港で記録した87.7デシベルでした。期間中の時間外運用は3年連続です。
日中も含め市内5か所で測定された騒音は752回、市に寄せられた騒音の苦情は269件でいずれも去年より増えています。