山に捨てられたごみを撤去する「クリーン作戦」が、岡山市と玉野市にまたがる貝殻山で行われました。クレーンでの撤去が必要な産業廃棄物も見つかるなど、後をたたない不法投棄の現状が見えてきました。


新型コロナの影響で、3年ぶりの開催となったクリーン作戦です。不法投棄をなくそうと行われているもので、岡山県産業廃棄物協会の会員や県の職員ら約120人が参加し、道路脇に捨てられた「布団」や「タイヤ」など様々なゴミを拾っていきました。


(熊澤梨花記者 リポート)
「雑木林には、アイスクリームを入れる冷凍庫が捨てられていました。冷凍庫がいま、クレーンでつりあげられています」


不法投棄されるゴミは年々減っているものの、岡山県産業廃棄物協会では、依然として年間約100トンを撤去しているといいます。きょう(8日)のクリーン作戦では、約16トン=トラック6台分のゴミを撤去しました。


(岡山県産業廃棄物協会 大塚雅司 会長)
「貝殻山は、毎年やってもやっても、不法投棄が無くならない場所ではあるんです。こういう活動をしなくていい日が来ないかな、と思いながら地道に毎年活動を行っています」


岡山県産業廃棄物協会では、クリーン作戦のほか、若者向けに環境学習を行うなどして「不法投棄の撲滅」につなげたいとしています。