新潟県議会の6月定例会が17日から始まりました。
県立病院の赤字問題や原発再稼働などについて論戦が交わされる見通しです。

17日午後に開かれた本会議で花角英世新潟県知事は、一般会計総額でおよそ8億8900万円の補正予算案を提出しました。物価の高騰などの影響を受ける家庭や事業者への支援などを盛り込んだものとなっています。

6月議会で議論が交わされる県政課題の一つに『病院問題』が挙げられます。
新潟県立病院は、2024年度決算で過去最大の46億円の赤字を計上。
“内部留保資金”が2025年度末にも枯渇するか、という危機になっています。

【新潟県 花角英世知事】
「まずは内部留保資金の枯渇を回避し、そのうえで病院事業を持続可能なものとするため、医療需要に応じた各病院の機能・規模の適正化を早急に進めるとともに、大規模病院を中心とした収益性の向上の取り組みを一層進めてまいります」

このほかにも、東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題や、農業政策なども議題に挙がる見通しです。

6月議会は、7月7日までの会期が予定されています。