ネットショッピングの返金手続きを装って、返金されるはずが逆に送金してしまう、そんな「返金詐欺」が急増しています。誘導されそうになった男性がそんな巧妙な手口を語りました。

詐欺被害にあったと話すのは、富山市内に住む40代の男性。

男性「子どもが欲しがっていたラジコン飛行機があって。価格が6000円台で、すぐその場で深く考えずにポチっとして。まさか自分がだまされると思ってなかったので」

先月31日、男性は、通販サイトで元の価格のおよそ半額、6380円で、子どものためにラジコン飛行機を購入。QRコード決済「PayPay」で料金を支払いました。

しかし4日後、店から「商品が欠品しているため返金をしたい」とのメールが来ました。

男性「『現在一時的に欠品しております。代わりを受け入れていただけますか』あまり日本人だったら使わない文章だなって思って」

返金のやり取りをするため「公式LINE」にアクセスすると、PayPayで請求リンクを送るよう指示されましたが。

男性「何回やっても『支払いができません』って言ってくるんですね。『申し訳ございません。しかし何度も試しましたが結果は同じでした』って片言で来て、何が?って感じなんですけど」

通常、PayPayでは、支払いを請求するリンクを発行し相手に送ると、受け取った相手は、そのリンクを開いて送金することができます。

しかし、男性は、何度も担当者に請求リンクを送り直しましたが、「エラーが出る」などと言われたといいます。