■商品にならない“端材”に航空会社が着目!

職人たちの繊細な作業によって生み出された様々なタオル。しかしこれらを生産する際、商品にはならない端材ができてしまうそうで…

「これは短いんです。本当は長くないといけないんだけど、たぶん傷ができてここで止めてしまった。なのでこれはもう使えない。こういうのは結構たくさんある」
タオル製品を生産する過程で、こうした端材は1か月に20キロほど出てしまうといいます。これまでは、ゴミとして処分されるだけだったタオルの端材。しかし、意外な企業がこの端材に目をつけました。


「地域企業活性化プログラムを利用して今治市にグループの社員が出向しています。今治市特有のごみ処理問題にタオルの端材というものがあって、何か航空分野で利用できないか、活用できないかという相談があって、社内で検討してきました」
コンテックス 近藤剛文 副社長
「もともとはタオル組合の中で効率や無駄をなくす委員会があって、そこで『こういうのがありますよ』と言われて、それならうちも端材が出るのでやりますということで始まりました」