林官房長官は、普天間基地の運用に伴う騒音などの負担軽減に向け、政府と宜野湾市が直接対話する新たな協議会を17日開催すると発表しました。

▼林 官房長官
「第1回普天間飛行場の運用等に伴う、宜野湾市の住民の生活環境等の保全の課題に関する協議会を開催することとなりました」

政府と宜野湾市の二者による協議会は、普天間基地の運用に伴う負担軽減に向けて、今年1月から宜野湾市が政府に対し、開催を要請していたものです。

協議会では、宜野湾市の個別具体的な生活環境の保全に関する対応について話し合われる見通しで、市の担当者によると1回目の17日は、騒音をはじめとした地域の課題を政府側に示す予定だということです。

協議会には、政府側から、佐藤官房副長官のほか関係省庁の局長級が、宜野湾市側からは、佐喜真市長が出席を予定しています。

普天間基地をめぐっては、既に沖縄県も含めた協議体、負担軽減推進会議などがありますが、林官房長官は、「本協議会の開催にかかわらず、引き続き、沖縄県と連携していくということは変わりはない」と強調し、基地負担の軽減に向け全力で取 り組む考えを示しました。