■悪質書き込み増加で懸念 マスク氏「ツイッター“有料化”方針」
一方、アメリカメディアは“誤って解雇した従業員もいたため、会社が復帰を要請している”とも報じていて、ツイッターの混乱ぶりが浮き彫りとなっています。
では、従業員の大量解雇で運営に影響は出ないのでしょうか。専門家はこんな懸念を指摘します。

ITジャーナリスト 星暁雄氏
「悪質なアカウントを凍結するといったツイッターが今まで行ってきた措置が鈍くなったり、遅くなったり止まることはあると思う。ヘイトスピーチを取り締まる能力は下がっていて、ヘイトスピーチをしたい人たちは活性化している。(ツイッターは)しばらく荒れると見た方がいいのでは」
ITジャーナリストの星さんは悪質な書き込みなどを取り締まる人員も解雇対象となっていることを問題視しています。
一方、マスク氏自身も悪質なカキコミを問題視していて、その対策として“有料化”を広く導入することを検討していることを明かしています。

マスク氏
「ツイッターにはスパムや荒らし 世論操作などの問題がある」
「解決策はより多くの利用者に(有料の)会員登録してもらうことだ」
マスク氏はユーザー本人であることを示す認証バッジを月8ドルで提供する方針を示したのです。
ITジャーナリスト 星暁雄氏
「(マスク氏は)次々新しい策を打ち出して当たる策もあり収益が改善するかもしれない。改善した収益でチームを立て直して健全なツイッターにするかもしれない。逆に打つ手が全部外れても変な手を打ち続けて会社が傾くかもしれない。どっちかわからないのがイーロン・マスク氏の不確実性だと思う」