静岡の秋の風物詩「大道芸ワールドカップ」が11月5日と6日、3年ぶりに開催されました。開催直前に混乱もあった2022年の大道芸ですが、街は久しぶりに多くの人でにぎわいました。

静岡市の市街地で、32組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げた大道芸ワールドカップ。新型コロナの影響で、海外からのアーティストの招待はなく、規模を縮小したものの2日間で約70万人が来場しました。

<神奈川から訪れた人>
「すごかった。すごすぎた。すごすぎて、たまらないくらい」

<浜松から訪れた人>
「いろいろ揉めたこともあったみたいだけど、開催できて良かったですね」

階段に座って観覧できる静岡市役所前では、韓国での雑踏事故を教訓に対策が取られました。

<竹川知佳記者>
「こちらの会場では、例年は2段ごとにコーンを設置していますが、新型コロナウイルスと群衆雪崩の対策として、3段ごとにコーンを設置し、前の人との距離が空くように工夫しています」

他にも、通路を一方通行にするなどしました。期間中、事故はなく、大会は無事に終わりました。

<大道芸ワールドカップ 奥野晃士 前プロデューサー>
「不適切な資料・発言で多くの方にご心配。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした」

外国人への差別ともとれる発言で、開催直前にプロデューサーが解任された2022年の大会。混乱の中、一時は開催が危ぶまれました。

騒動に関して、出演者に十分に説明がされていないのではないか。ジャグリングの一種、ディアボロとダンスを融合させたパフォーマンスが特徴の渡邊翼さんは、実行委と静岡市に対し要望書を提出していました。

<渡邊翼さん>
「ボランティアの方だけでこの大道芸ワールドカップ、すごい大きな大会、フェスティバルに成長したと思うんですけど、ボランティアだけでは行き届かないところを一旦見直す必要があると思っています」

約90人いる大会の実行委員会のメンバーは、ほとんどがボランティアです。続けていくためには、行政との連携が欠かせないと実行委員会は考えています。

<大道芸ワールドカップ実行委 猪股宏光委員長代理>
「本当にやって良かったです。やったから終わりということではなく(話し合いは)継続してやろうね、というようなことになっていますので、そこをクリアして2023の準備に入ってまいります」

1992年から続く大道芸ワールドカップは、継続に向けて大きな転機を迎えています。