気象庁は、北海道から九州南部・奄美地方までの沖縄を除く全国に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。6月22日頃から暖かい空気に覆われやすくなり、各地でかなりの高温となる見込みです。熱中症リスクが高まる状況が続くため、健康管理に十分な注意が必要です。
今回発表された早期天候情報によりますと、北海道、東北、関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州では向こう2週間、6月22日頃から「かなりの高温」となり、各エリアで「5日間平均気温の平年差」が基準値を上回ると予想されています。
●北海道:5日間平均気温平年差 +2.5℃以上
●東北地方:5日間平均気温平年差 +2.2℃以上
●関東甲信:5日間平均気温平年差 +2.1℃以上
●北陸地方:5日間平均気温平年差 +2.2℃以上
●東海地方:5日間平均気温平年差 +2.0℃以上
●近畿地方:5日間平均気温平年差 +2.0℃以上
●中国地方:5日間平均気温平年差 +2.0℃以上
●四国地方:5日間平均気温平年差 +1.7℃以上
●九州北部:5日間平均気温平年差 +1.8℃以上
●九州南部:5日間平均気温平年差 +1.8℃以上
気象庁は、1週間以内に高温が予測される場合には「高温に関する気象情報」を発表するとしています。また、翌日または当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には「熱中症警戒アラート」を発表します。
早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
今後の気象情報に十分注意し、適切な対策を取ることが重要です。