日銀高知支店は、県内の雇用者所得について、「着実に増加している」と評価した一方で、「中小企業の賃上げの持続可能性」を調査していく必要があるとしました。
日銀高知支店によりますと、2025年3月の1人あたりの給与総額は、2024年の同じ時期と比べ、5・5%増加し「着実に増加している」ということです。こうした賃上げの影響で大型小売店やコンビニでの販売動向は堅調に推移していて、日銀高知支店は5月の景気について、「緩やかに持ち直している」とし、7か月連続で判断を据え置きました。一方で収益力が強いわけではない中小企業は、人材確保のために、防衛的な賃上げを行っているとし、「賃上げの持続可能性」を調査していく必要があるとしています。
