インド西部で旅客機が墜落した事故では、死者は地上で死亡した人も合わせて270人以上にのぼっています。当時、旅客機が墜落した建物にいたという学生が、その瞬間の恐ろしさを語りました。現場から中継です。

旅客機が墜落した医科大学の宿舎前です。事故から2日経ちますが、きのうまで火がくすぶっていたというような情報もあり、今も現場には焦げ臭さが漂っています。そして、機体の一部が残されているのが確認できます。

インドメディアによりますと、当時は昼食の時間だったことから、墜落現場となった宿舎の食堂には100人以上の学生が集まっていて、学生など30人以上が死亡したと報じられています。

事故発生当時、この宿舎内にいたという学生は、旅客機が炎上する中、2階から飛び降り、事なきを得たと話しました。

宿舎にいた学生
「部屋で昼食を取っていたら、爆発が起きました。パニックになって走り出しましたが、1階(日本の2階)に着いた頃には煙が充満していました。私は幸運にも逃げ出せましたが、多くの人がそうではありませんでした」

インドの民間航空相は13日、「事故現場から飛行データなどを記録したブラックボックスを回収した」と明かしていて、事故原因の解明に向けた調査が進められています。