SNSでトランスジェンダーを暴露されたのは名誉棄損にあたるとして、芥川賞作家に訴えられた甲府市議が13日、議会で騒動について謝罪しました。

芥川賞作家の李琴峰さんはトランスジェンダーであることをSNSで暴露されプライバシー権などを侵害されたとして、甲府市議会の村松裕美市議に賠償などを求める訴えを起こしました。

こうした中、村松市議は13日、市議会の一般質問で「お騒がせしていることについてお詫び申し上げます」と謝罪しました。
そして性転換手術をした人の女性スペースの利用と施設管理のあり方などを質問し、自身の考えを述べました。
村松裕美市議:
「トランスジェンダーへの配慮も、もちろん必要ですが、生来女性の安全安心が守られ、どちらも困ることなく(女性スペースを)利用できるようにすることが気持ちよく共生していくことにつながると思います」
一方、村松市議は提訴されたことについて、まだ訴状が届いていないとした上で、家族への誹謗中傷があり対応を検討していると明らかにしました。