高知県大月町でアオリイカの産卵が確認され、小学生たちが自然環境について学びました。
半透明の袋に並んで入っているのが、アオリイカの卵です。

大月小学校の6年生は5月、産卵床として海にヒノキの枝を沈めました。この枝で産卵行動が確認され、12日、黒潮実感センターと香川県の四国水族館が、アオリイカの卵を教材に大月小学校で授業を行いました。授業では6年生18人が産卵やふ化までの様子、オスとメスの見分け方などを教わりました。また、実際に卵に触れて感触を確かめる児童もいました。

最初は白い卵ですが、時間が経つにつれ、大きくなりながら色が濃くなっていくといいます。あと数日でふ化しそうな卵もありました。

(児童)
「(飼育の際)イカが食べるプランクトンの大きさを調整しないといけないことが学べました」

(児童)
「大事にちゃんと育てていきたいなと思いました」

大月小学校では水槽をロビーに展示して観察を続けます。ふ化したイカの赤ちゃんをしばらく飼育したあと柏島の海に放流する予定です。
