おととし2月、中国に返還されたジャイアントパンダのシャンシャンがきょう、8歳になりました。日本からのファンがお祝いに駆けつけ、長蛇の列を作りました。
まぶしい朝日のなか、中国・四川省の山あいにあるパンダの飼育施設には長い列ができていました。
記者
「開門と同時にシャンシャンがいる場所の前には人だかりができています。すごい人気です」
お目当てはシャンシャンです。2017年に東京の上野動物園で生まれたシャンシャン。パンダの保全や繁殖推進のため、おととし2月、ファンが見守るなか、中国に返還されました。
あれから2年4か月。きょう、ここに詰めかけたファンの多くは日本から訪れていて、なかには何度も並び直す人もいました。
日本から来たファン
「木漏れ日の中、ササを食べていて、良かったです。良い表情をしていたので」
「シャンに会うために頑張って働いていたので、1年間のつらい思いが吹っ飛びます」
日本からツアーで訪れた団体客や個人で手配した観光客などを合わせると、きょう、ここを訪れた日本のファンは200人以上いるとみられています。
去年11月、中国政府が日本人観光客に対するビザを免除したことが背景にあるようです。
日本から来たファン
「(ビザの書類は)英語か中国語で記載しないとならないので、その手間を含めるとすごく時間がかかるので、それがないのは本当に助かる」
パンダの8歳は人間で言うと、24歳に相当すると言われます。中国に来た頃に比べると施設の環境にも慣れ、落ち着きを取り戻したといいます。
飼育員 趙蘭蘭さん
「以前は風や草の音にも反応して食べ物を持って逃げていましたが、現在は反応しなくなりました」
シャンシャンの健康状態に大きな問題はなく、繁殖については現時点では計画されていないということです。
一方、こちらは四川省成都市にある別の施設。今月28日に返還される和歌山県のアドベンチャーワールドの4頭のジャイアントパンダが暮らすことになっていて、準備が進められています。
施設の飼育責任者
「4頭が帰国したら成都での生活に早く適応できるようにしますので、検疫が終わったら、皆さんぜひ成都まで会いに来てください」
4頭は中国に到着したあと、検疫のため隔離される予定で、一般公開の時期はまだ決まっていないということです。
※なお、シャンシャンが暮らす施設は「中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地」、アドベンチャーワールドの4頭が今後暮らす施設は「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」です。
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