今後、コメは安定して供給されるのでしょうか?新たな試みが始まっています。

愛知県新城市の田んぼで行われていたのは、中部電力による「水を張らない米づくり」です。水が張られていない田んぼの上を飛ぶドローンが散布しているのは液体の肥料。
(中部電力 事業創造本部 山田倫章 部長)
「高齢化や従事者の減少といった課題の解消につながるのではないか」

通常、水田は土をおこし水を張ったあと「代かき」をして均一にならし、そこへ苗を植えるという人手も手間もかかる作業が必要ですが…
(中部電力 事業創造本部 犬飼涼二さん)
「苗をつくる育苗という作業や代かきをする作業がなくなり、水の管理の工数が大幅に削減できる」
この「水を張らない米づくり」は水の管理の省力化などを通して労働時間を約6割減らすことができ、生産者自体の減少も見込まれる中で、コメの効率的な生産が期待できるのです。