山梨県富士河口湖町にある私立・素和美中学校で、必要な教員免許を持たない職員に授業を担当させたなどとして運営する法人の理事長が書類送検され、裁判所から罰金の略式命令を受けたことがわかりました。

教育職員免許法違反の疑いで書類送検されたのは素和美中学校を運営する法人の70代の男性理事長です。
捜査関係者によりますと、理事長は中学校・国語の教員免許を持たない職員を雇用し、2022年4月から1年間国語の授業を担当させました。
さらに自身も中学校の理科と数学の教員免許を持っていないにも関わらず一部授業を担当したとして甲府地検に略式起訴され富士吉田簡易裁判所が罰金20万円の略式命令を出しました。
罰金はすでに支払われ、素和美中学校は「管理責任を重く受け止め、校長も代わり再発防止に向けて改善・対応していく」としています。