5月に熊本県内で倒産した企業の負債総額は1億6000万円で、過去30年で最も少なかったことが明らかになりました。

民間の信用調査会社、東京経済熊本支社によりますと、熊本県内の企業で5月に1000万円以上の負債を抱えた倒産は3件で、負債総額は1億6000万円でした。
倒産件数は2か月連続で減少し、負債総額は前の月を大きく下回り、5月の負債総額としては過去30年で最も少なかったということです。
業種別ではサービス業が2件、小売業が1件で、このうち2件は設立40年以上の老舗企業でした。
東京経済は「人手不足による人件費高騰が中小企業の経営を圧迫している」と指摘し「TSMCの第2工場の着工延期やトランプ関税の影響など、先行きには不安感があり、倒産件数は緩やかに増加するだろう」と分析しています。
◆倒産企業
「ガイアベース」経営コンサルタント(熊本市東区)負債9000万円
「メガネのみやざき」眼鏡・貴金属販売(八代市)負債6000万円
「シンスター」飲食業(八代市)負債1000万円