拉致被害者の曽我ひとみさん(66)が新潟県佐渡市の小学校で講演し、母・ミヨシさんへの思いや家族の大切さを訴えました。

佐渡市の河原田小学校で行われた曽我ひとみさんの講演会。
拉致問題について理解を深めてもらい、家族の大切さについて考えてもらおうと開催されたもので、4年生およそ30人が参加しました。

曽我ひとみさん
「ここに写っている人は誰かわかりますか?」

児童
「曽我ミヨシさんとひとみさんです」

曽我ひとみさん
「そうです」

曽我さんが母・ミヨシさんとともに北朝鮮に拉致されてから47年。
いまだ帰国できずにいるミヨシさんら拉致被害者に対して「必ず助け出すから生き抜いてほしいとメッセージを出し続けたい」と語りました。

曽我ひとみさん
「今の状況がとても幸せだとわかってください。いつでも何があった時でも一番に心配し、味方になってくれるのは家族です」

児童
「何があっても味方でいてくれるのが家族だから、今思っているよりも家族が大切なんだと」

今年度、曽我ひとみさんは佐渡市内の小中学校9校で講演する予定です。