台湾の検察当局は、中国側に機密情報を漏らしたなどとして、与党・民進党の元党員らあわせて4人を起訴したと発表しました。

台北地検によりますと、国家安全法違反の罪などで起訴されたのは、総統府の元職員や外交部長の元秘書など、与党・民進党の元党員あわせて4人です。

検察は主犯とされる男に懲役18年6か月を求刑。この男は中国でビジネスを行っていた2017年以降、中国の情報機関に取り込まれたとみられ、情報の見返りに日本円でおよそ3000万円を受け取っていたとされています。

男は、同じく今回起訴された総統府の元顧問の男や外交部長の秘書だった男に依頼し、総統や副総統の外遊に関する情報も漏らしていたということです。