2年越しにようやく最終合意を迎えました。トラック大手の日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは、延期されていた経営統合について最終合意を結んだと発表しました。

日野自動車 小木曽聡 社長
「商用車の未来のために、この4社の協業はまさに千載一遇の機会であると考えています」

日野自動車と三菱ふそうトラック・バスが経営統合について最終合意を結びました。

それぞれの親会社のトヨタ自動車とドイツのダイムラートラックが来年4月に持ち株会社を設立し、日野と三菱ふそうが傘下に入ります。出資比率は、トヨタ、ダイムラーともに25%としています。

持ち株会社のCEO=最高経営責任者には、三菱ふそうのカール・デッペン社長が就任する予定です。

本社は東京に構え、新会社の名前は今後決めるということで、統合によって電動化や自動運転などの技術開発を加速させます。

両社の統合をめぐっては、2023年5月に2024年末までの経営統合で基本合意をしていました。しかし、日野自動車のエンジン認証不正への対応が長期化し、最終合意を無期限で延期していました。

今回の統合を受けて日本の商用車メーカーは日野自動車と三菱ふそう、いすゞ自動車と傘下のUDトラックスの2陣営に集約されます。