長崎県では、今後警報級の大雨となるおそれはなくなりましたがこれまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあるとして気象台は、11日、昼前まで土砂災害などに注意を呼びかけています。

九州北部地方に停滞した梅雨前線の影響で、10日朝の長崎県内は大気の状態が非常に不安定となりました。1時間の降水量が松浦市や佐世保市で30ミリを超えるなど各地で激しい雨が降り、長崎市では一時、大雨警報が発表されました。

降り始めからの降水量は雲仙岳で197.5ミリ長崎市長浦岳で177.5ミリ島原で158ミリなどとなっています。

気象台によりますと梅雨前線は11日にかけて九州南部まで南下する見込みで、11日午後6時までの降水量は多い所で1時間に30ミリ、24時間で80ミリと予想されています。気象台は、11日昼前まで土砂災害や落雷、突風に注意するよう呼びかけています。