金沢駅から片町エリアまでの都心軸の再整備について、金沢市の村山卓市長は6月下旬から開発事業者向けのセミナーを開き、民間で開発する機運を高めていく考えを示しました。

金沢駅から片町までの都心軸沿線をめぐっては、日銀金沢支店跡地の活用や来年3月に閉鎖予定の商業施設「プレーゴ」の再開発、駅前の都ホテル跡地など課題が山積しています。

10日開会した市議会の6月定例会で村山市長は今年夏ごろの「都市再生緊急整備地域」の指定を見据え、今月下旬から開発事業者向けのセミナーを順次開催し、「民間開発の機運醸成に務めたい」と述べました。

プレーゴの跡地をめぐっては所有者である東京のフジタがホテル建設を検討していますが、6月5日、山田副市長がフジタを訪問し、低層階に商業テナントを入居させるなど、にぎわい創出に向けた協議の場を求めたということです。

6月定例会にはトランプ関税の影響を受ける中小企業への支援などを盛り込んだ一般会計でおよそ12億9200万円の補正予算案などが提出されました。