福岡市は、市内の高齢者施設に災害避難訓練などについて助言する専門家を無償で派遣すると発表しました。

福岡市 高島宗一郎 市長
「福岡市内の高齢者施設に無償でコンサルタントを派遣して入所者の安全の確保を図りたいと思います」

福岡市の高島市長は9日の定例会見で避難する際に要配慮者が多い高齢者施設に、防災コンサルタントを無償で派遣すると発表しました。

災害に備えてBCP=業務継続計画の策定や訓練・研修の実施が義務化されていますが高齢者施設からは、災害時にうまく機能するのか不安視する声が寄せられていたということです。

福岡市は応募があった施設の中から8から12の施設に絞って、来月から防災士や介護福祉士などの資格を持った防災コンサルタントを派遣します。

共通の不安や課題があれば他の施設とも共有して、高齢者施設の防災力を高めたいとしています。