2人の沖縄県知事を題材にしたドキュメンタリー映画『太陽(ティダ)の運命』の動員が、沖縄で1万人を突破した。

琉球放送とTBSが共同制作した映画『太陽の運命』は、大田昌秀氏と翁長雄志氏の2人の沖縄県知事を通して、普天間基地の移設をめぐる30年の歴史を紐解くドキュメンタリー。

那覇市の桜坂劇場での観客動員が8日で1万人を突破し、1万人目の観客に佐古忠彦監督から記念品が贈呈された。

▼1万人目となった田幸正樹さん・優子さん
「1万人目と聞いてびっくりしました。佐古監督の過去作品を観て興味を持ち、戦後80年を迎える中、沖縄の昔から今、未来を考えていく上で観ておかないといけない作品だと思って足を運びました」

▼TBS佐古忠彦監督
「慰霊の日を迎える6月に沖縄で1万人を達成でき、多くの観客の皆さんと関係者の尽力に感謝します。かつて対立していた2人の知事を通して30年の歴史を紐解くことで、沖縄の苦悩、そしてこの国が沖縄にどう相対してきたかが見えてくる作品です。全国各地でも反響が大きく、1人でも多くの人に作品が届くよう願っています」
桜坂劇場でドキュメンタリー映画として1万人を突破したのは、空前のヒットとなった『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』(2017年公開・佐古忠彦監督)以来、2作品目。
『太陽(ティダ)の運命』は東京・ユーロスペースなど全国40以上の映画館で順次公開予定。
映画公式HP: https://tida-unmei.com/