6月7日、山梨県北杜市の甲斐駒ヶ岳で55歳の男性が登山道から滑落し、ろっ骨などを折る大けがを負いました。
6月7日の午前9時半すぎ、北杜市白州町の甲斐駒ヶ岳で「登山道から人が滑落したのを目撃した」などと複数の110番通報がありました。
滑落したのは茨城県ひたちなか市に住む55歳の男性で、通報を受けた山梨県警の山岳救助隊や県警ヘリはやてが現場に向かい、自力で登山道まで上がってきた男性を救助しました。
男性は市内の病院に搬送されましたが、ろっ骨や左手首などを折る大けがを負いました。
男性はきのう、北沢峠登山口から仙丈ヶ岳を登頂した後に山中でテント泊し、きょう午前4時ごろから甲斐駒ヶ岳の山頂に向けて登山を開始していたということです。
警察は冬を超えたばかりで登山道には浮石などがあり、不安定で歩きにくい場所が多いことから、しっかりとした装備で自分のペースにあった登山をするよう注意を呼び掛けています。