新しい広島駅ビルに乗り入れる広島電鉄の新ルート「駅前大橋線」のうち、駅ビル2階に乗り入れる高架部分の試運転が行われました。

試運転は6日深夜から7日未明にかけて行われました。「駅前大橋線」の高架部分は、駅前通りから猿候川を越えて広島駅の駅ビル2階部分に乗り入れるまでの約260メートルの区間です。

午前零時を回ったころ、試運転の電車は高架部分に進みました。

高架部分には、下を通る大州通りの高さを確保するために、まくら木を使わずレールを樹脂で固定して橋桁の厚みを抑えるなど、様々な技術が用いられています。電車は駅ビル2階のホームにゆっくりと入っていきました。

小林康秀アナウンサー
「試運転と書かれた路面電車、新しい広島駅、アトリウム空間に到着しました」

広島電鉄 駅前プロジェクト推進部 八木秀彰課長
「感無量。ほっとしたというか安心したというか。これで無事、8月3日を迎える第一歩になった」

駅前大橋線は、8月3日に開通します。