随意契約による備蓄米の放出が始まり、福岡の小売店でも備蓄米が店頭に並ぶようになりました。

価格が去年の約2倍になっているコメ。備蓄米を心待ちにしている場所を取材しました。

約30人が集まる子供食堂

福岡市博多区の商店街にある「福岡国際子ども食堂」

週に3回、約30人の子供たちに夕食を提供しています。

商店街にはアジア各国の人たちも店を出していることから、利用する子どもは日本人だけでなく、ネパールやべトナム、ミャンマー、フィリピンなど、様々です。

この日のメニューはカレーとコロッケ。

Q何が美味しい?

子供
「カレー」

子供
「ご飯が美味しいです」

カレーはやっぱり大人気。お代わりをする子もいました。

調理を担当するプルサドさん。

お腹いっぱい食べてもらいたいと、毎回、メニューを考えていますが、今最も気にしているのは、コメの在庫です。

コメの在庫がなくなりそう・・・

プルサドさん
「週3回やってますけれども、3回は持たないです。1週間分に満たないくらいの量しか今ないと」

子ども食堂を利用するのは食べ盛りの小学生から中学生が中心。

1回につき、一升のコメを炊いていて、5キロのコメは3回で無くなります。

この日の時点でコメの在庫は5キロを切っていて、次回に向けて、仕入れのタイミングです。

これまでは企業やフードバンクからの寄付だけで賄えていましたが、コメの価格高騰により寄付をする企業が減少。

次の仕入れからはコメを「購入」することになりました。